Subrow’s Blog

エンジニアとしてのキャリアをベースに「ものづくり」の昔と今、そして未来予想図をこのブログを通じて創っていきます

「会社の方針」によって実力が発揮できないエンジニアや職工が、今後に向けて絶対に意識するべきこと

本ブログでも何度も書いてきたが、過去30年において日本の製造業は「コスト低減」、「効率向上」を大命題としてきたことで、エンジニアや職工が本来持っているクリエイティブな思考を活かせずにきた

そして彼らのモチベーションや生産性の低下が要因となって、日本は「ものづくり後進国」と揶揄されるまでに衰退した。それまでにも気付いていた人も多かったであろうが、この新型コロナ禍においてそれが完全に露呈してしまった。

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そもそも、一人ひとりが創出出来るアイデアや思考など小さなものなのかもしれない。

しかし、例えば日本の製造業に勤めるエンジニアや職工の半数が実力を発揮出来ない環境に置かれていたとして、彼らが持っている多くのアイデアや思考が日の目を見ることなく燻ったり、消し去られているとすれば、それは日本の「ものづくり」にとって途轍もなく莫大な損失だ

「ものづくり」は、一人だけのアイデアや思考で成立させることは難しいのは言うまでもない。

もちろん規模にもよるが、一般的にはいろんなアイデアや思考を寄せ集め、議論を重ね、少しずつ組み上げて成果に仕上げていくものである。

しかしその過程で「コスト」や「効率」が優先となり、自分のアイデアが却下されてやり甲斐を失った経験のあるエンジニアや職工も多いのではないか。

ユーザーや社会への貢献を考えて出したアイデアが、内向的な理由を盾に受け入れてもらえない、私も少なからずそういう経験を重ねてきたので、その気持ちは十二分に理解出来る。

こうした出来事は、エンジニアや職工としてのモチベーションが大きく下がる出来事であるのは間違いないのである。

そういう状況で実力を存分に発揮出来ないエンジニアと、日の目を見なかったアイデアや思考を、「ものづくり立国・日本」の復活と持続的可能な社会の構築に活かしていけないものかと、常々考えている。


第一次産業革命以降、拡大と発展をひたすら追い続けてきた現代資本主義経済が疲弊し、さまざまな問題を抱えて限界に達しているのは明らかである。

しかし、大半の企業がいまだに「自社の売上/利益の拡大が最優先」との方針を掲げ続けていることには大きな矛盾を感じる

一部には、時流に乗ってSDGsや環境負荷の低減への取組みなどを掲げている企業も出てきてはいるが、実態としての優先順位は売上と利益が上位であるのは間違いない。

この矛盾が解消されない限り、エンジニアや職工が存分に実力を発揮し、高いモチベーションで「ものづくり」に取り組める環境は、企業の中には生まれないし、SDGsも掛け声だけに終わるかもしれない危惧すら覚える。

もちろん、営利企業の経営であるから売上と利益がなければ成り立たないことは理解する。

しかし、過度にこれを追い続ける現状の姿は、未来においては負の要素を膨らませていくことになるであろう。

何故なら、現状の日本の製造業は欧米(中国)と比較しても多岐にわたる分野で技術レベルやスピード感が劣っているが故に、熾烈なグローバルでの競争下では「コスト」を削って利益を出すしかない状態であり、他国を凌駕する技術や製品を生み出す余力にも乏しく、結果としてそれがビジネス的な負のスパイラルから抜け出せないことになっているのだから。そしてそんな状況にも関わらず、過去の成功体験に縛られた経営者によって旧態依然とした会社の形態維持され、方針が出され続けているのであるから。

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では、そのような不遇のエンジニアや職工が、今後を見据えて自ら意識し行動すべきことは何だろうか

まず、組織の中で採用されなかったアイデアや思考は、その組織の中の論理だけで取捨選択されたに過ぎないと考えることだ。

もっと広い視野なり、違う目線なりで見たときには、非常に有用なアイデアや思考である可能性が十分にあるはずなのだ。

そしてそれを活かす場は企業だけではないし、いろんな場で臆することなく自信を持って発信して欲しい。

そのような皆さんが集まり、イデアや思考を語り合い、認め合い、最終的に社会貢献につながる何かにブラッシュアップする場が、私が理想とするコミュニティの姿なのだ。

そんなコミュニティに一人でも多くのエンジニアや職工の皆さんが共鳴し、参加頂けると嬉しい限りだ。

もしそんなコミュニティに興味がある方はプロフィール欄のTOPに貼ったURLのFacebookページからコメントをお願いします。