Subrow’s Blog

エンジニアとしてのキャリアをベースに「ものづくり」の昔と今、そして未来予想図をこのブログを通じて創っていきます

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私はこのようなブログを書いているが、実は今でも企業人、つまりはサラリーマンである。

訳あって、ここでは所属する会社名など詳細は明かせないが、それなりの大規模製造業で「バブル期」から長らくエンジニアをやってきた。

父方も母方も職人家系で幼少の頃からごく身近に「ものづくり」を感じて育ってきて、気が付いたらエンジニアになっていた、という感覚だった気がする。

思えば入社したての「バブル景気」の頃から現在まで、世の中や景気の動向変化は目まぐるしいものであったが、日本の高度経済成長がピークアウトしグローバル化へと急速に進む流れが、私のエンジニアとしてのキャリアに多大な影響を与えたと言わざるを得ない。と同時に、いろいろなジャンルのエンジニアとしてチャレンジや経験が出来たことに非常に感謝している。

そんな私が何故「ものづくりの未来予想図を描きたい」といった、こんなブログを書き始めたのか?

それは企業人としてやってきた「ものづくり」と、本来やりたいと思い続けてきた「ものづくり」とのGAPを埋めたいからに他ならない。言い換えると、企業人の立場では出来なかった、やりたくてもやれなかった、自由で束縛のない「ものづくり」を創造し実現出来る場を作りたいからだ。

当然のことだが、企業に入り「職業」になると自由気ままに自分のやりたいことをやらせてもらえるわけではない。いろいろな束縛やしがらみに縛られた中で「ものづくり」に携わるようになるのが自然な成り行きだが、それでも、私を含む多くのエンジニアや職人は「職業」としての「ものづくり」に自信と自負を持って取り組んでいるはずだ。

しかしその一方で、自分が持っている好奇心や創造力、培ってきたスキルやノウハウを、本職とは異なるカテゴリーやジャンルで活かしてみたい、またコラボレーションしてみたい、というような意欲を持っている人も少なからずいると思っているし、私も長年そう思い続けてきた。

時代も移り変わってSDG'sに代表されるような社会課題の解決に向けた取り組みに注目が集まる今日この頃であるが、日本ではまだまだ「大量生産、大量消費、薄利多売」の潮流が変えられていないし、安定志向のPDCAを回すオペレーションから抜けきれない経営者が大半だ。無論、人間は成功体験をベースに行動する生き物なので、過去の成功体験をベースに出世してきた現在の多くの経営者に、将来を見据えたイノベーションを要求するのは所詮無理だと思うのは私だけではないと思う。

若干話が逸れたが私はこうした思いを通じてエンジニアや職人が、企業人としてではなく個人として、「働き方改革」で生み出される時間を使って「ものづくり」好きが集い、自由に制約を設けずアイデアや企画を出し合い「化学反応」を起こせる場(コミュニティ)が作りたいと思っている。そして将来的にSDG’sに貢献出来るほどの「もの」が生み出せる場(コミュニティ)になれば非常に嬉しい。

第4次産業革命の到来で将来を見通せない時代になったと言われる今こそが自分たちで何かを生み出すチャンスである。

もちろん企業間や産官学連携での動きも活発に行われているが、エンジニアや職人が組織のしがらみから離れて「個」を融合させることでも時代の担い手になれると信じて活動を続けていきたい。

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